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   神の島  
   

神の島
神の島と呼ばれてきた島。神の島は全国各所にある。島全域が神聖な場所であり、古くから信仰の対象であったり、神話上の島であったりと、いろいろな神の島がある。
世界遺産だと、宮島(広島)、沖ノ島(福岡)が有名で、その他神の島は多く、主に弁財天を祭る弁天島は全国各所に散らばる。



神の島
 島名 場所 内容
 金華山
 宮城県石巻市  島全体が金華山黄金山神社の神域となっている。島に住んでいる人は、すべて金華山黄金山神社の神職になる。金華山は、東奥三大霊場とも呼ばれ、御本殿や随神門など立派な建物が立ち並ぶ。

 雄島  福井県坂井市  島全体が大湊神社の境内になっていて、大湊神社をはじめとし雄島は神として崇められてきた。
東尋坊の近くにあって神の島ということは別に、霊感の強い島ともいわれる。
 御神島  福井県若狭町  629年、舒明天皇によって御神島に、常神大明神を祀った神社が創祀された。それ以来、地元の人から神の島としてあがめられている。常神大明神の祭神は神功皇后で、神功皇后が復活したという伝説がある。

 竹生島
 滋賀県長浜市

 竹生島は神の島。古くから信仰と対象として崇められ、竹生島にある宝厳寺(本堂)は、724年に行基が、
開いたものだという。本堂の他に、観音堂、三重塔、本殿など、国宝にも指定されている立派な仏閣が立ち並ぶ。

 神島  三重県鳥羽市
 鳥羽の沖合にあって、鳥羽の伊勢神宮の、神の里を守る島だったと、いわれている。
近年は、映画『潮騒』のロケ地として有名となった島。

 神島  和歌山県和歌山市  神島は友ヶ島の沖合にある。神話において日本を創造したと伝えられる少彦名命と大己貴命の祠が神島(淡島)に祀られた。全国にある淡嶋神社の祖となった。

 沖ノ御前島  島根県松江市  『古事記』の国譲り神話では、美保神社の祭神でもある事代主神(ことしろぬしのかみ:ゑびす様)が鯛を取るために美保の御前の前(さき)へ行ったという。この島がその地であるとも伝えられる。
島全体が美保関にある美保神社の神域となっている。
 地ノ御前島  島根県松江市  『古事記』の国譲り神話では、魚をとりに行ったのが沖ノ御前島で、地ノ御前島は神々が遊んでいた島だという。地ノ御前島の沖合4キロメートルには沖ノ御前島があり、地ノ御前島・沖ノ御前島の二つの島で、神迎神事が行われる。島全体が美保関にある美保神社の神域となっている。

 厳島(宮島)  広島県廿日市市  宮島は大くの深い歴史が残る島。古代から宮島は神の島として崇められてきた。佐伯氏や厳島を開き、
弘法大師が弥山で悟りを開いた。大鳥居と、厳島神社を海上に建てたのは清盛の時代となる。
宮島は世界遺産の島。

 大三島  愛媛県今治市  三島神社の総本山の、『大山祇神社』がある。大山祇神社がある『神の島』として知られている。神の島として殺傷を嫌ったため、漁業はさかんでないという。

 市杵島  大分県杵築市  奈多八幡社の前の浜の東約200メートル沖合に浮かぶ。別名は厳島。比売大神が降臨した地と伝えられている。

 沖ノ島  福岡県宗像市  玄界灘に浮かび、島全体が宗像大社の沖津宮となっていて『神の島』と呼ばれる。女人禁制島で、それどころか、普通の人は上陸することはできない。日ごろは神主のみが立ち寄ることができる。また沖ノ島は、島から土器や石器が発掘/出土されており、海の正倉院とも呼ばれている。
沖ノ島は世界遺産の島。

※弁天島や、弁財天を祭る島は全国に多々にあり除いている。
※奄美地方では、立岩を信仰の対象としているが、一覧には含めていない。
※他にも小島様を祭る矢神小島(長崎県五島)などの島がある。



 

      
             
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