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南西諸島は鹿児島南部〜与那国島まで多数の離島航路が存在する。何十時間もかけて行く島もあれば、十数分程度でつく航路もありさまざま。
船に乗るのは、近くて早いほうが楽でいい。けれど乗る時間が長ければ長いほど船旅を楽しめて、それはそれで思い出に残る。
特に奄美〜沖縄航路は設備もよく、ちょっとしたクルーズ気分で乗船できるだろう。

船の名前 運営 航路
薩南諸島 村営連絡船みしま 三島村 鹿児島南埠頭-竹島-硫黄島-黒島(大里-片泊)
高速船トッピー 鹿児島商船 鹿児島南埠頭-種子島(西之表)-屋久島(宮之浦、安房)
高速船ロケット コスモライン 鹿児島南埠頭-種子島(西之表)-屋久島(宮之浦)
プリンセスわかさ コスモライン 鹿児島南埠頭-種子島(西表)
はいびすかす 鹿商海運 鹿児島港(七ツ島)-種子島(西之表)-屋久島(宮之浦)
フェリー屋久島2 折田汽船 鹿児島本港南埠頭-屋久島(宮之浦)
フェリー屋久島 新屋敷商事 鹿児島本港-屋久島(宮之浦)
フェリー太陽 屋久島町 口永良部−屋久島(宮之浦)−種子島(島間)
フェリーとしま 十島村 鹿児島南埠頭-口之島-中之島-平島-諏訪之瀬島-悪石島-小宝島-宝島-名瀬
高速船ななしま 十島村 トカラ列島周辺 ※チャーター
フェリー喜界、フェリーあまみ 奄美海運 鹿児島本港北埠頭-喜界-奄美大島(名瀬-古仁屋)-徳之島(平土野)
クイーンコーラル8、クイーンコーラルプラス マリックスライン 鹿児島新港-奄美大島-徳之島-沖永良部-与論島-本部-那覇港
フェリーあけぼの、フェリーなみのうえ マルエー 鹿児島新港-奄美大島-徳之島-沖永良部-与論島-本部-那覇港
フェリーかけろま 瀬戸内町 古仁屋-加計呂麻島(瀬相・生間)
せとなみ 瀬戸内町 古仁屋港-請島(請阿室-池地港)-与路島
沖縄の島々 さきがけ、オーシャン 前田渡船 野甫島-伊是名島(内花港) ※チャーター
フェリーいへや 伊平屋村 沖縄本島(運天港)-伊平屋島(前泊港)
フェリーニューいぜな 伊是名村 沖縄本島(運天港)-伊是名島(仲田港)
フェリーいえ、フェリーぐすくやま 伊江村 沖縄本島(本部港)-伊江島(伊江港)
高速旅客船ニューウィングみんな 水納海運 沖縄本島(渡久地港)-水納島
ときよ3、高速船くがに3、フェリーくがに 神谷観光 沖縄本島(平敷屋港)-津堅島
ニューくだかU、フェリーくだか 久高海運 沖縄本島(安座真港)-久高島(徳仁港)
フェリーなは、ニューくめしま 久米商船 沖縄本島(泊南岸)-渡名喜島-久米島(兼城港)
フェリーあぐに 粟国村 沖縄本島(泊南岸)-粟国島
高速マリンライナーとかしき 渡嘉敷村 沖縄本島(泊北岸)-渡嘉敷島
フェリーけらま 渡嘉敷村 沖縄本島(泊南岸)-渡嘉敷島
クイーンざまみ 座間味村 沖縄本島(泊北岸)-阿嘉島-座間味島(座間味港)
フェリーざまみ 座間味村 沖縄本島(泊南岸)-阿嘉島-座間味島(座間味港)
村内航路みつしま 座間味村 阿嘉島-座間味島(座間味港)
定期船だいとう 大東海運 沖縄本島(泊南岸)-北大東島-南大東島
フェリーはやて はやて海運 宮古島(平良港)-伊良部島
フェリーゆうむつ 宮古フェリー 宮古島(平良港)-伊良部島
フェリーたらまゆう 多良間海運 宮古島(平良港)-多良間島(普天間港)
高速船しらはま 宮国さん 多良間島(前泊港)-水納島
第xxあんえい号、ぱいかじ、ぱいじま、うみかじなど 安栄観光 離島桟橋から 竹富島、小浜島、黒島、西表島(大原、上原)、鳩間島、波照間島
西表島(大原)-波照間島、西表島(大原)-竹富島、西表島(大原)-小浜島、小浜島-竹富島
ちゅらさん2、にいぬふぁぶし、サザンドリームなど 八重山観光 離島桟橋から 竹富島、小浜島、黒島、西表島(大原、上原)、鳩間島
西表島(大原)-竹富島、西表島(大原)-小浜島、小浜島-竹富島
ドリームxx号など 石垣島ドリーム観光 離島桟橋から 竹富島、小浜島、黒島、西表島(大原、上原)、鳩間島
西表島(大原)-竹富島、西表島(大原)-小浜島、小浜島-竹富島
ニューはてるま、フェリーはてるま 波照間海運 離島桟橋-波照間島
フェリーよなくに 福山海運 石垣島(石垣港)-与那国島(久部良港)

                                     
                                






いつもその船に乗る人は常識だけど、初めて乗る人にはわからないことがある。

■風呂のついてる船
奄美の離島航路(マルエー・マリックスライン・奄美海運)などには風呂やシャワーがついている。お値段も無料。
鹿児島港を出発して2〜3時間ぐらいが一番混むので、その時間をはずして入浴するのがいいだろう。

■売店
奄美の離島航路などには売店がある。特に、マルエー・マリックスライン・奄美海運の船は、商品数も豊富で、お土産も豊富。

■クレーンで下船・乗船
定期船だいとうは、船が着岸できず、人がクレーンにつられて乗り降りすることは、あまりにも有名な話。

■スタビライザー
スタビライザーとは揺れ防止装置のこと。長距離のフェリーは船酔いが心配だが、スタビライザーがついていたら安心。海が荒れていても揺れが少ない。
長距離の航路についていることが多い。

■冷房の効きすぎに注意
南西諸島は暑いので、夏であれば、冷房がガンガンに効いている。冷房に弱い人は一枚羽織るものを持っていくなど対策が必要だろう。
以下の場合は普通の人でも寒いと思われるので注意が必要。
・長距離フェリーの朝は、寝起きで人間の体が低体温になっていて、かつ、朝なので冷房が聞いていて、とても寒いと感じることがある。
・『せとなみ(瀬戸内町)』はとにかく冷房がよく効いている。船内に入ったらすぐ毛布をはおったほうがいい。

■抜港(ばっこう)
本来とまる予定だった港を、飛ばして航海を進めてしまうこと。荒天時に波が高く、港の作りが弱い港で、港に船がつけられない時に抜港される。
よく抜港される港は、諏訪之瀬島、小宝島。奄美航路でも与論島が抜港されることがある。
自然の厳しい南北大東島だけど、南北大東島に関しては複数の港があるため抜港や沖合待機も(あまり)心配ない。

■予定の港にとまれないこと
荒天で奄美の島々や、南北大東島などは、予定の港にとまれないことも少なくない。例えば沖永良部であれば和泊にとまれなければ、島の反対側の伊延港に
とまる。となると手配していた宿や、レンタカー屋さんまでの移動が大変になるが、
それはそれで宿やレンタカー屋さんが快く送迎してくれることが多い。

■船のドック入りによる運休
船にもよるがたいてい1年に1度船は定期点検でドック入りする。船が1つしかない路線は当然運休となってしまう。
しかし、船は予約しないで乗れることが多いので、運航状況など確認せず乗ろうとすると、突然の運休に困ってしまう。。
乗る前に運航会社のWebで運休情報がないか、チェックしておこう。








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