島の散歩
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4日目 : 朝から宮古遠見台探し。


























水納島48:4日目:朝から宮古遠見台探し。
さて、4日目。
昨晩、妻と話していた。
多良間の観光マップをみていたら『宮古遠見台』とやら、というものがある。
水納神社の脇を通って、行くようだけど、あんなとこ道あったのだろうか。と。

とりあえず朝一番の散歩は宮古遠見台を探しに行くことにした。
水納島一号線を北へ行き、水納神社へ。
水納神社に行くと、あっ、ヒージャー発見!
 
※水納神社と、ヒージャー(ヒージャーは写真中央の小さな2トウ)

ひょっとしたら、水納神社はヒージャーのたまり場所になっているのかも知れない。
この前みたのもこの近く。
写真には写っていないが、たくさんのヒージャーが逃げていった。
それにしても、この島のヒージャーは速い!
「ガサッ」という音がしたので、「ヒージャーだ」と思って、さっと、姿を現して、シャッター切ったんだけど、こ

んな感じ、写真から逃げ足の速さわかっていただけるだろうか。
多良間島の野生のヒージャーも速いけど、ここはもっと上手な感じがする。


水納島49:宮古遠見台へ
水納神社の横に細い道を通り抜ける。
神社の裏は、木が大分映えてわかりにくくなっているけど、ちょっとした広場だったことが偲ばれる。昔、ここで子共達が遊んでいた声がなんか聞こえてくるような。。。
 
そして、ここからはジャングル。
無整備のため、道も木が自然に映えてしまって、かすかに道があったあった面影が残ってるような。
少し進んだけど、木を飛び越えたり、くぐったり、枝を折って進んだりと。。。
迷子になりそう。少し怖くなってきた。
さぁ、進むべきか、引き返すべきか。

とりあえず、進もうと。


水納50:宮古遠見台2
ジャングルをかき分けて、本当にこの方向で、あってるのかなって。。。
普通遠見台といえばこんなのを想像する。
 →例:新城の写真

そしてとうとう発見!宮古遠見台。
しかし、実際目の前に現れた遠見台は、

木や草がボウボウに生えていて、遠見台の面影ある程度。
人が来ないから、こうなってしまったようだ。
 

水納島51:宮古遠見台から
宮古遠見台からは、草木がボウボウなので、景観は見渡せない。
でも、西方面は、草の間から、海が見える。
と思ったら、

なんと、ヒージャーの大群。
 
十頭はいたと思う。
シャッターを1枚、切った瞬間(遠いのに)、ヒージャーはさっと逃げていった。
ん〜。速い!いつかきっと撮ってやる君達を。


水納島52:おばぁ
宮古遠見台から、帰って、朝ごはん食べてボーっとする。
そろそろ、撮るもん撮ったなぁって思う。
(だいたい、こう思うときは中だるみのころ。)
 
庭のイスに座ってボーっとしていると、
宮国さんの家の、おばぁが、せっせせっせと働いている。
実はおばぁは、毎朝かならず、草取りや畑、・・・と、働いているところをみかけていた。
もう、80超えているのに、朝と言えども炎天下の中、せっせと働いている。
−すごい!−


少し、耳が弱くなっているので、あまりお話ができないけど、ほほえましい、やさしい、おばぁだ。


水納島53:家の周り
ビーチに行くまでの午前中は、集落をまわることにした。
勿論集落といっても、自分達が寝泊りしているコテージと、自分宮国さんの家(3軒ある)しかないんだけど。
 
これは、宮国さんの家(本家)の前にある、大きな木。
宮国さんの家のおじぃとおばぁが、この木の下で、くつろいだ姿の写真が雑誌の水納島特集で載ってたりする。


水納54:家の周り2
宮国さん家の周りを歩いてみると、なんかさっと動くものが。
そう、また野猫発見だ。
庭を除いてみると、猫が数匹。
そう、水納島の猫は、どうやら、宮国さんとこがエサをやってるよう。
おそらく半野良、半飼いといったところでは。
確かに猫は、人間がエサをやらないと生きていけないわけだから。
 
猫は、半野良より、野良っぽいのか、近づいて撮ろうとして、ちょっとすばやい感じかな。


水納島55:家の周り3
家の周りには海を感じさせるものがいっぱいある。
魚をとる網。
クモガイのアクセサリー
浮玉
・・・・
別に漁師じゃないんだろうけど、
やっぱり自給自足するには漁は必須なんだろう。
 


水納島56:ビーチへ!
家の周りを散策した後は、ビーチに行く
家族そろってのいつものビーチに行く。
でも、やはり暑い中、子供を背負ってビーチ砂を歩くのはきつい。
この日は、ボーっとしていたけど、
子供は元気。
砂まみれになって、
海を恐れることもなく、つかつかと入っていく。

※子供が集めた貝殻とか珊瑚のかけら
 
きれいなんだけどね。持って帰るのが。。。


水納島57:ビーチでぼーっと。
何もやることがないんで、ただ単にボーっと。
本当は泳げばいいんだけどね。
そういう年でもないし。

※海辺のヤドカリ。
ボーっとみつめてると、海辺をちょこまか歩いてる。
 


水納島58:ジャングルで。
ビーチから帰ったあと、
昼飯食べて、また散歩。
どこに行こうと迷ったすえ、また宮古遠見台に行こうと思う。

しかし、実は、はまってしまった。
ジャングルの中で迷ってしまったのである。
宮古遠見台だいどころじゃない。
引き返そうとするけど、行けど行けど帰りの道にたどりつかない。
まわりの景色は、何度も同じところをぐるぐるまわっているような気がする。
かなりあせる。
小さな島とは言え、ジャングルは広い。
道のないところを歩いてる(歩いたというより木をかき分けてが適語かも)のだから、海の中をコンパスなしでダイ

ビングしてるのも一緒のようなもの。
無理をしないのが『島の散歩』のポリシーだけど、このときはとっても反省してしまった。

結局1時間ほどジャングルを歩きまわって、やっとのこと帰り道にたどり着くのだった。
これが西表とかだったら大変なことであっただろう。(重ねて反省)


※ジャングルで迷う前、水納神社の近くでみつけた、拝所のようなところ。
 いまや、周りは木で生い茂り、人が来た気配を全く感じないところだけど、
 小さな小皿とかあって、
 恐らく島出身の人が、拝みに帰ることのある神聖な場所だと思われる。
 −合掌−
 


水納島59:海へ
さて、この日も水中写真をとりにビーチに行く。
最近水中は全然力は行っていないけど、水浴びにでも行くか〜。って感覚で。

水の中は、少し透明度が悪い。白砂のきれいなビーチなので、まぁ仕方のないこと。
流れとともに砂が舞っている。
ただ、海の中は、本当に人が入っていない感じ。
珊瑚は折れていないし、勿論、魚なの餌付けなど、されることもない。
よしよし!
 
ただ、このビーチ、注意をしなければいけないのは、
すごい勢いの水の流れで、アウトリーフに流れてる。
大潮の干潮時ということもあったけど、あの流れにつかまったら、あっという間にあうとリーフだろう。
誰もいない海だから、特に注意せねば。


水納島60:海の中。
海の中をずぅっと泳いでいたら。
あるはあるは枝珊瑚。
ここのすごいのは、テーブル珊瑚とか、シコロ珊瑚とかの珊瑚ではなくて、
枝珊瑚がいぱいのこっていること。もちろんインリーフに。
あんまり、多すぎて、やっぱり人がきていないので、これだけ残ってんだろう。
 
ずっとこのままであって欲しいな。みんなの海。


水納島61:ボーっと。
海から上がったあとは。ボーっとする。
昔は、何本潜っても疲れなかったのにと。。親父の一言。
北側に見える入道雲がやたら大きくなってきた。
ひょっとして雨?。。。
 


水納62:虹?
先ほどの雲はやっぱり大きくなった。
来るな、来るなって思いながら、雲行きを伺う。

そして運よく、水納上空は通らず、多良間のほうに行ってくれた。
運よく?

※その時に出た虹。
 
もっときれいな虹がみたいなぁ〜って贅沢を。。。


水納島63:夕方さぁ、夕方。
こうれいになってしまった家族そろってのビーチ。
重い子供を抱えて、ビーチに行く。
ただし、この日は雲が多かった。
まぁ、雨雲がこないだけましかと思うけど、
とても水平線に太陽は無理といったところか。
でも、毎日毎日、同じ場所:ビーチで、同じように夕焼けをみれるというのは本当に幸せなことなのかもしれない。

※この日の夕方。散らばる岩々がシルエットになって、夕日が沈んでいく。
 


水納64:多良間はスコール。
ちなみに多良間のほうをみたらこんな感じ。雲の下は大雨(わかるかな?)。
 
こっちは雲が多いながらも運よく晴れてるけど、
多良間はどんよりした雨雲がときおりかかって、雨が降っている。それも雨の線が濃そう。
雨雲が夕日に照らされて少しオレンジ色になっているのが複雑な気分。
というか自然の壮大さというべきなのか。
雨がこっちに来ないことを祈って、宿に帰る。
今日も終わったな。


水納島65:夜
夜、多かった雲も大分なくなり、またまた満天の星。
でも、今日はちょっと星の輝きが薄い。
多分、上空で薄い雲がかかってんだろうな。
 
夜半すぎ、月が出た。
なんだ、この赤いつきは。雲が厚そう。






                  (5日目:5日目の朝、西を散策) 

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