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カシミヤ号漂着碑

種子島の島の散歩


漂着碑の後ろの木陰にて、海をみながら一休み。100年以上も前のできごとを想像して、偲んでみる。

やさしい島の人たちの功績『カシミヤ号漂着碑』

種子島の東海岸、西之表の立山漁港に、カシミヤ号漂着碑がある。カシミヤ号漂着碑は漂流した米国人たちを、立山の人たちが助けた史実を残した石碑だ。
1885年(明治18年)、立山沖で、米国の商船カシミヤ号が暴風に合い難破した。15名いた船員のうち、7名の船員たちが立山に漂着。立山の人たちはカシミヤ号の船員7名を助け、手厚く看護したという。米国人は立山人々に数日滞在したあと、鹿児島を経由して米国に帰った。
立山で助けられた7名の他に、カシミヤ号の乗組員は8名いた。残念ながら、3名は亡くなったが、5名は伊関に漂着し、伊関の人たちが立山の人たちと同じように米国人を手厚く看護している。したがって、同じように現在、伊関にもカシミヤ号漂着碑がたっている。
カシミヤ号の船員が米国に帰ったあと、米国議会から立山、伊関の両村に、そのお礼として礼金5,000ドルと金メダルが送られている。礼金は子供たちの教育費にあてられた。一方、金メダルは大切に保存され、現在は『種子島開発総合センター(鉄砲館)』に展示されている。


何故だか近くに鳥居が。

これが漂着の碑。碑にはカシミヤ号漂着碑ではなく、『米国人漂着地跡』とかかれている。

漂着した説明は、この昔風かわら版にかかれている。



 <カシミヤ号漂着碑のデータ>

 種別: 史跡
 場所: 西之表市立山、
       立山港
 見学: 自由見学
 時間: 制限なし
 トイレ: なし
 駐車場: 駐車可能



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