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ドラメルタン号漂着の碑

種子島の島の散歩


石碑にはドラメルタンではなく、ドラムエルタンと刻まれている。

船員たちとの交流『ドラメルタン号漂着の碑』

種子島の南部、前之浜海浜公園の中に、ドラメルタン号漂着の碑がある。種子島には、漂着碑として他にも『カシミヤ号漂着碑』があるが、それに比べてかなり立派なもの。碑は大きく、まわりはきれいに整備され、地球のモニュメントとかもある。この辺は自治体の力の入れようかもしれないが、交流を深めた外国人に対する、島の人たちの思い入れもあるようだ。
1894年(明治27年)4月24日の夜、香港へ向かう途中の英国帆船ドラメルタン号が暴風雨のために前之浜海岸に座礁。これを下中の人(羽生嘉助)が発見し、人々に知らせたという。ドラメルタン号の船員は、船を修理するまで、島に滞在し、島の人たちは船員たちを手厚くもてなしたという。修理は4ヶ月もかかり、長い滞在のため、島の人たちと船員たちは交流を深めた。親しみは大きかったようで、島の人たちは、船員たちを『トンミー(友達)』と呼んでいたという。船員たちは、お礼に鶏を島の人たち送った。その鶏は、当時イギリス人を『インギー』と呼んでいたため、『インギー鶏』と名付けている。
現在、その鶏の血をひいた、インギー鶏は、種子島の特産物になっている。

立派な三角な石碑。大きさは背丈の2倍以上ある。

この石碑には、当時の史実がかかれている。

このプレートにも当時の史実がかかれていた。



<ドラメルタン号漂着の碑>

 種別: 史跡
 場所: 南種子町下中
       前之浜海浜公園内
 見学: 自由見学
 時間: 制限なし
 トイレ: あり
 駐車場: あり



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