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   猫の島(四国地方)  
   

猫の島(四国地方)

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島には猫が多い。のどかな時間が感じられる環境と、魚がいっぱい獲れるから猫には住みやすいんだろう。帰ってくる船の音が聞こえてくると、港に猫があつまる。魚のおこぼれをもらおうと、お行儀よく待っている。
下の一覧は、実際に歩いて見た情報。猫の多く、猫と戯れることができる島を列挙した。一覧にない島については、猫を見なかった島、または猫を見たとしてもわずな島。



3.四国地方
 島名 場所 猫密度  内容
 沖之島  香川県土庄町 中   小豆島沖に浮かぶ島。瀬戸の花嫁の歌のモデルになった島としても知られている。小さな集落に猫のの集団がある。
 男木島  香川県高松市 大   不定期に猫の殺処分が行われている模様。そのためなのか、目つきの悪い本野良(死に物狂いだということ)も観られ、少し考えさせられるものもある。
 女木島  香川県高松市 中   桃太郎伝説の残る島。集落のあちらこちらで点々とみられる。
 直島  香川県直島町 中   南東部の本村は、街並みがきれいなのと、猫がみられることで、有名だが、猫の数はそれほど多くはない。
 岩黒島  香川県坂出市 大   瀬戸大橋の脚橋となっている島。島の上の橋の上を走る車の音が常に聞こえて、時々瀬戸大橋を通る電車の音が聞こえる騒々しさがある。港と神社あたりに猫を多く見る。
 本島  香川県丸亀市 中   笠島地区では古い時代の家々の残る、街並みの美しい集落。そのところどころで猫を見ることができる。
 小手島  香川県丸亀市 中   タコの漁が盛んでタコ島とも呼ばれている。人口の少ない島であるが船は、丸亀-広島-小手島-手島と経由することもあり大きな船でやってくる。島には猫が多い。特に漁港前に多い。
 佐柳島  香川県多度津町 大   瀬戸内海で代表的な猫島のひとつ。北の長崎集落と、南に本浦集落にどちらにも猫が多い。猫は主に漁港で活躍しており、漁師さんたちからおこぼれをもらう。本浦には美しいビーチもあり、海の景観も美しい島。すぐ北には猫島の岡山県の真鍋島がある。
 志々島  香川県三豊市 大   猫がたくさんいることで知られている島であり、人の何倍かの猫がいる島。2016/12に猫を捕まえ、猫の避妊手術したばかり、それから猫の状態は不明なところ。2016年で17名程の住人であったが猫は70〜80ぐらいいたという。本野良が多い。
 伊吹島  香川県観音寺市 中   カタクチイワシの漁が盛ん。急斜面の坂の集落がある。港と港近くの集落に猫がいる。
 魚島  愛媛県上関町 中   魚という名前に猫とつながりを感じてしまうが、それほど猫が多いという島ではないが、集落のところどころに猫がいる。
 津島  愛媛県今治市 小   殺傷をきらう島なので、漁業は行われておらず、猫は多くない。
集落に猫はぽつぽつといる。
 岡村島  愛媛県今治市 中   広島県側から架橋されており、車でこの島までたどりつくが遠い島。島にたどりつくまで7つの橋を通らなければならない。今治行の船がでる横の漁港に猫は多い。
 睦月島  愛媛県松山市 中   古い家が立ち並び、懐かしい田舎の風景にしたることができる島。集落全般に猫を見ることはあるが、川原沿いに猫は多い。
 野忽那島  愛媛県松山市 中   『船を降りたら彼女の島』で、主人公(木村佳乃)が生まれ育った島『瀬の島』のモデルとなった島。漁港などでも猫はみられるが、集落の中にある商店近くに猫は多い。
 釣島  愛媛県松山市 中   猫の好きそうな名前だが、もともとの名前は、釣ではなくて『鶴の島』からの派生だったという。港前の商店近くに猫は多い。
 怒和島  愛媛県松山市 中   忽那諸島をめぐる船で、一番最後に到着する島。ミカンの栽培や、ヒラメの養殖が盛んな島。元怒和、上怒和の二つの集落があるが、どちらも猫が多い。
 二神島  愛媛県松山市 中   海辺にある集落で、石垣の坂道の集落や、石垣の港と美しい景観のある島。港や集落などで猫を見ることができる。
 津和地島  愛媛県松山市 大   多頭飼いがみられ、その民家を中心に猫がみられる。ただし、猫をよく思わない人も多いようで、猫を追っかけている人を何人か見た。
 青島  愛媛県大洲市 大   近年猫島として、大変有名になってしまった。住民の何倍もの猫がいる島。船をおりてすぐ桟橋の広場にはもう猫が群がっている。小さい島だけに猫の密度もとても多い。島民も猫が好きな人が多いようだ。
 戸島  愛媛県宇和島市 中   1949年〜1963年、宇和海の島々でネズミが大発生し、ねずみ騒動がおこったが、戸島はねずみ騒動の発端地となった。その時島の人たちの頼みの綱が猫であったという。愛媛県内から4,392匹もの猫が集められ、宇和海の島々に配られた。しかし、首尾よくネズミと戦いを首尾よく捉えた猫もいたが、島のネズミは自分たちよりも巨大でかなわなかった。しかも宇和海の島々はいりこの生産が盛んで、浜に出ればわざわざネズミを捕まえなくても、おいしい好物が目の前にあったのだ。ネズミは減らなかったという。

※保健所や自治体の野良猫の殺傷処分により極端に少なくなることがある。
※人口とともに島の猫の数も変化する。
※島猫を見るには、暑い昼間より、気温が低い、朝と夕がいい。食事の時間も猫に会える可能性が高い。
※人口が激減し20名を切ると、過去猫島であった場所も、餌を人もいなくなるから、猫島でなくなる可能性がある。



 

      
             
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