種子島の南部、南種子町の市街地からさらに南に向かったところに田代化石がある。県道75号線の道路沿いにあり、大きな転石が置いてある。現在、周辺は化石公園になっている。
田代化石に、点在している『みな石』」は、約500万年前浅い海で堆積した貝類の集まりだという。それが、大小の転石として出てきたのが田代化石だ。実際、この転石に近づいて見てみると、多数の貝などをはっきり見ることができる。道路に一番近い石は、高さが約2mあり、立派な岩石だ。田代化石は、1981年4月11日に南種子町の文化財に指定されている。
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