種子島の東部、東種町の塩屋に、塩屋の塩田跡がある。もともと塩田は松寿院の主な事業の一つで、大浦川沿いで塩田を開発した場所。1857年(安政四年)に製塩が始った。戦後、1952年頃、採算がとれなくなって、塩田をやめたという。
現在の塩田跡は、泥地の沼にマングローブがたくさん自生している。このマングローブ地帯は、道路沿いから簡単に入ることができる。もちろん泥地なので、足は汚れてしまうが、ズボンを折って、靴下を脱いで裸足で入れば問題ない。沖縄、西表島のように、マングローブを近くで触れ、マングローブに住む生物、『ミナミトビハゼ』、『コメツキガニ』などをウォッチングするのも楽しいところだ。
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