イギリス坂。イギリス坂は集落へ行く途中にある。この坂は、歴史の一コマがある坂。
文政7年(1824年)。イギリス船が港に現れ、数人のイギリス人が牛をくれと、牛を求めた。しかし、島人は断ったところ、イギリス人23名が再度上陸し、銃を乱射し、牛を3頭奪って逃げたという。 藩庁から島に来ていた役人がイギリス人1人を射殺して応戦した。
イギリス坂は、この事件にちなむ。この応戦現場一帯がイギリス坂と呼ばれるようになった。
この事件がきっかけになり、翌年に幕府より、『異国船打払令』が出されたといわれる。
イギリス坂は、こういう史実があったというだけで、島によくある風情のある単なる坂道。ぱっと見はわかりにくい。イギリス坂道の手前にはイギリス坂を説明する碑がたっている。
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