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硫黄島の集落

硫黄島の島のレポート


集落のメインストリート。突き当たりは熊野神社。写真右下に”番所跡”を説明している看板がある。雰囲気のある家が多いので「島の人にどの家が番所あとですか」って聞いてみたら。家ではなく、この辺いっぱいに、番所があって、番所跡とは建物の実態のないものなのだとか。

古い家並みや立派な石垣がある『硫黄島の集落』

硫黄島の集落。硫黄島の集落は、港の前に集落が集中していて、それ以外は、たまにぽツンと家があるくらいだ。

集落は、古い町並みがきれいな集落。古い町並みを感じながら、集落を散歩するのも楽しい。
集落は丸石を積んだ立派な石垣が目立つ。それは、風害対策のため、港や海に極近い島の集落によく見られる石垣。
石垣の道には、道の名前を書いたプレートの機能をするもの、例えば”西小路通”とか、”XX本通り”がおいてあり、それが中々お洒落な感じ。同じく、名所や史跡には”黒木御所跡”とか”長浜家XXX”とかおいてあるのだけど、写真を撮っていたら、よく見てみると家の前に”XXXXX父子の住居跡”というの、つまり普通の人のものも多々あるようで、よく考えたらただの表札なので、写真を撮るときは注意しよう。

集落の世帯は60世帯ぐらい。
人口が少ないので、やはり静かな集落。けれど、硫黄島のすばらしいところは、みんな大きな声で、挨拶をしてくれる。”こんにちは!”って。だからとても気持ちがいい。島外者にも暖かく接してくれる。

昼間はジャンベスクールの、ジャンベの心地良い音色が聞こえて、とてもいい雰囲気。
カジュマルの道とかもあり、道を普通に歩いてても、孔雀にも出会う。心地良く、楽しい集落だ。



岬橋からみた硫黄島の集落。

石を半分に割った石のプレート。この小道は、西小路通という名前らしい。

写真中央は、孔雀。集落で必ず見る光景。孔雀は、道だけでなく、庭や塀の上、屋根にも上っていた。





 <硫黄島の集落のデータ>

・集落の世帯数: 61
・人口: 114人(男55人、女59人)
・公共施設:
   三島村小中学校、ジャンベスクール、
   総合開発センター、体育館、硫黄島へき地診療所、郵便局、駐在所、発電所、ドコモのアンテナ
   三島村役場硫黄島出張所(硫黄島港待合所)など

・お店: 2件
   食べ物、雑貨

・自動販売機: 2機(お店の前と、民宿カジュマルの前に1台づつ)
・民宿&旅館: 4軒
      
※以上、2010年2月現在のデータ。


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