硫黄岳。
硫黄岳は硫黄島にある一番高い山。硫気活動が盛んな火山。
硫黄島の中で、硫黄岳の占める部分は多く、硫黄島の中心的な景観となっている。
硫黄がとれ、平家物語の時代には既に硫黄が採集されていた。
硫黄岳は島の集落からも、島の道を歩いているときも、海からもどこからも見ることができる。
大きく迫力があり、海上に浮かぶ様相はデーんとしていて荘厳なもの。
しかし、それでも硫黄岳は火山の中心ではなく、硫黄島の南東にある海底火山のカルデラの一部だという。カルデラは、鬼界カルデラといい、硫黄島の山々だけでなく、竹島もカルデラの一部になっているほど、大きなもの。6300年前の海底火山の大爆発では、南九州一帯が火砕流の被害をうけただろうといわれているから、そのスケールの大きさが推測できる。
露呈している硫黄岳見ているだけでもすごいと思うのに、海底火山のすごさは想像しきれないものだろう。
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