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かんつめ節の碑

奄美大島の島の散歩


林の中に、寂しくたたずむかんつめ節の碑

美人にまつわる不幸な物語『かんつめ節の碑』

瀬戸内町と宇検村の境にかんつめ節の碑というものがある。 かんつめ節の碑は、かんつめという美人にまつわる悲しい物語を記したものだ。 奄美では役人や豪農の家では「ヤンチュ」と呼ばれる一種の奴隷をかかえていた。カンツ メもその一人。かんつめは働きもので美人であった。あるとき隣村の岩加那という青年と 恋に落ちる。青年は唄と三味線が上手な青年であった。しかし、それに嫉妬心を抱いたカ ンツメの主人が、かんつめに対して酷い仕打ちをする。素裸にされ、焼け火箸をあてられ るなどされた。思いつめたかんつめは岩加那との思い出の場所で首をくくって自害するの だった。 かんつめが自害したのは、佐念山の中の林とされている。林の中にあるこの碑の付近かど うかは定かじゃない。 この物語はやがて歌になり、『かんつめ節』として奄美全土で歌われるようになった。

こっちが不幸な『かんつめ』の物語を説明したもの。

こっちが『かんつめ節』の唄。

瀬戸内町と宇検村の境にある。『かんつめ節の碑』の目印。



 <かんつめ節の碑のデータ>

  種別: 悲しい物語の歌碑
  住所: 宇検村名柄
  見学: 自由
  駐車場: なし
  トイレ: なし





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