家に帰った母子は、 その父に出来事を報告するも、 信じてくれなかった。 そうして、翌日。 よく晴れのんびりした日だった 海は見たことない引潮がおこり 人々は海藻をとって楽しんだ。 しかし、まもなくして、 水平線のかなたから、 巨大な津波がやってきて、 村を飲み込んだ。 親子たち3人は、運よく急いで、 松山に上っていたので、 難をのがれた。 けれど逃げ遅れた村人61人と 6頭の牛馬が犠牲になった。 前日見た魂が、本物だった ことを確信したのだという。