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 東京都 小笠原村にある
 媒島
 (なこうどじま)。
 
 面積1.37平方キロメートル、標高121.4メートル
 無人島。
 聟島列島にあり、聟島の南東約5キロメートル沖合に浮かぶ。
 聟島列島では2番目に大きな島。
 聟島と嫁島の中間に位置することから媒島と名がついた。
 明治21年に2人の定住があった。
 明治32年には父島と媒島の袋港を結ぶ月1の定期航路が開かれた。
 その後、明治40年には27人まで人口が増えたという。
 牛の放牧や、サツマイモなどの栽培で生計を立てていたという。
 昭和19年の小笠原引揚げの時には数人の人たちが引揚げた。
 
 戦後は、野生化した野ヤギが繁殖し、
 緑がなくなり赤土が流出し、被害が寛大となったが、
 聟島、媒島、嫁島から1500頭も駆除された。
 現在は、周辺の海域も自主禁漁区に設定されていて、
 釣りも禁止になっている。
 
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