ビロウをまとった仮面神登場。
悪石島では、旧暦の7月16日にボゼ祭りが行われる。ボゼ祭りとは、盆踊りの最後の催しで、盆踊りを踊っている最中に、どこからともなく、ビロウの葉をまとい、ユニーク様相をした来訪神『ボゼ』が現れる。しかし、一見怖さを感じるボゼの様相は、ボゼにおいかけられる子供たちは悲鳴をあげ、逃げまくる。ボゼは逃げる女子供を追いかけ、ボゼの手にしているボゼマラという棒の先につけた赤土の泥を、女子供に塗りたくる。泥をつけられたものは悪霊払いになり、人々を悪臭の盆の世界から生の世界へ導いているという。
そうして、ある程度追いかけが終わると、ボゼたちは公民館の広場でダンスを踊りはじめ、ダンスが終わるとまた女子供を追いかけ、
テラに帰っていくというものである。
ボゼが出てきて、テラに帰っていくのはたった10分程度だというが、ボゼの勢いのせいか、ボゼの時間はとっても長く感じられる。