奇数月に行なわれる牛のセリ。

黒島では、平たい地形を利用して牛の放牧が盛んである。人間の数より牛の数が多い。
黒島では、奇数月の13日に、牛のセリが行なわれる。
セリ場は港に近いところにあり、今年からは数億円かけた、新しいセリ市場でセリが行なわれている。

黒島で売られるのは子牛からちょっと成長した若い牛である。
セリでは1頭、30〜40万円程度で落とされる。牛によっては60万円ほどの高値のつくものもあれば、傷や難あれば、たった数万円でおとされてしまう牛だっている。

セリで落とされた牛は、その後、全国の松坂や神戸など、牛の生産地に送られていく。
そして数ヶ月育てられ、松坂牛などのブランド牛にそだって行くのである。


  Top 
撮影:2007年8月13日