水中カメラの選び方。 沖縄のきれいな海で、スノーケルをしていて いろとりどりの魚やサンゴをみて、是非写真に収めたいと思う人は多いはず。
でも、もっているカメラで水中の写真はとれない。 そのままつけてしまうと、水没してカメラが壊れてしまうわけで、
そんな時、水中につけても大丈夫な水中カメラの防水ケース。すなわち水中ハウジングが必要なわけである。
水中ハウジングには以下のようなものがある。
■防水機能付きコンパクトカメラ
ハウジングが不要で一番手軽なのは、もともと防水仕様のもの。最近は防水対応の機種も増え、南の島で使うことを考えれば多少不格好でも、防水機能のついたものを選びたい。この分野はオリンパスが強い。ただしここで注意しなければいけないことは、防水機能つきであっても、日常生活防水がついただけのものであれば、水中の中にもって入ると水没してカメラは壊れてしまう。カメラをもって、潜るのであれば、ちゃんと”水深3m対応”とかの潜っても大丈夫な防水機能のあるものを選ぼう。
ちなみに、ダイビングでは水深10m以上深いところを潜るので、このカメラは使えない。
■コンパクトカメラ対応のマリンケース
カメラメーカーで販売しているもので、軽いアクリル製でできている。比較的値段も安い。価格も1万円程度〜。
マリンケースはその機種専用のものとなってしまうことが多く、コンパクトカメラを買うときはオプションにマリンケースがあるかどうかを調べて買うといい。
■オーダーメイド、アクリル製の水中ハウジング
マリンケースを販売していないカメラは、たいていのカメラなら、オーダーメイドで加工しやすいアクリル製で オーダーメイドの水中ハウジングを製作してくれるところがある。
価格は、コンパクトカメラで数万円程度から、 一眼レフで10万円程度から。使用するレンズによりポートの交換も可能。操作部が多いほど、値段が高くなる。
DIV HANDS(03-5992-6331 )
http://www.div.co.jp/ →DIV HANDSは、ダイビング界では老舗の会社で、安心してオーダーすることができる。
■金属製ハウジング
プロも使用している一眼レフ用、金属製ハウジング。これが一番お勧めだけど、値段も高い。 丈夫で、多少岩にぶつけても壊れたり水没しない。 もともとダイビング用に作られているので、耐水深も40mくらいは全然平気。お勧めは、AntiusのNexusハウジングとSea&Seaのハウジング。ただし、対応機種が限られており、ニコンとキャノンやオリンパスなどカメラに対応している。 オリンパスは、自社のものもある。値段は十数万〜。
※Nexusハウジング ニコンD300用
※Sea&Seaハウジング EOS Kiss DegitalX用
◎ハウジング本体とは別に、レンズによってポートを購入しなければならない。ポートは使用するレンズによって違う。ポートは主に、フィッシュアイ用、標準ズーム用、マクロレンズ用などがある。 値段は数万円〜
FishEyeLensポート 標準ZoomLensポート
◎その他のオプション
ストロボ用のハウジング、ストロボをとりつけるためのアーム、ズームレンズ使用どきのギアなどのオプションが必要となる。
■水中専用カメラ
ニコンは十年ほど前までは”NIKONOS”というブランドで水中専用カメラを販売していた。
もちろんフィルムカメラではあるが、頑丈で、なにしろレンズが水中専用のためとてもシャープで多彩な色を出す。
ただ、採算があわないためか、製造を中止してしまった。 今では、中古品・売れ残り在庫などを探すなどするしか手に入る方法がない。
◎ニコノスX
一眼ではないので、目測または当てピンで撮影する。15mmレンズはお勧め。数多くのダイバーが使用していた。
◎ニコノスRS
世界で唯一の一眼レフの水中カメラ。13mmレンズはとてもシャープで、色がきれい。名カメラではあったが、
しかし発売から2年で製造中止となり、中古価格が異常にあがった。一時期はボディーだけで100万円したこともあった。
■その他
◎携帯カメラをビニルのようなケースでパッキングしたもの。
カメラにもこのようなビニルケースはあるけど、防水性などを考えると、個人的にはあまりお勧めしない。
◎潜るんです。 使い捨てカメラ用のアクリルケース。一時期すごく流行ったが、使い捨てカメラはフィルムカメラであることなどから、
デジタル化の波に押され今は存在感は薄い。
おきなわの離島 |