なごみの岬、富山丸慰霊碑の近くには武州丸遭難者の碑がある。富山丸慰霊碑が戦争に向かう兵隊さんたちの慰霊塔であるのに対し、
武州丸遭難者の碑は、疎開途中で撃沈された一般の人たちの慰霊碑となる。
徳之島では太平洋戦争の激化に伴い、老幼婦女や学童を本土へ疎開させようとした。
輸送船武州丸は、徳之島の人たち約150名を乗せ輸送する途中だった。
1994年9月25日、米軍の魚雷を受け、武州丸は沈没。乗っていた約150名の人も武州丸と運命をともにしたのだ。
徳之島の地区別の犠牲者は、亀徳99人、井之川27人、山25人、尾母3人。
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