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阿伝の集落

喜界島の島の散歩


石垣の道の先には、海が見えた。

石垣が美しい『阿伝の集落』

喜界島は、サンゴの石垣で囲まれた古い街並みを感じる集落がたくさんあるけれども、その中でも阿伝は一番石垣が残っている集落。集落の中心はどの道も石垣で覆われていてとても雰囲気がある。
阿伝は集落の目の前が海で、しかも風が強く、必然として高い石垣がたてられたという。古い集落は道が細いため、車を通すために道を広げなければならず、石垣を一度撤去して、道幅を広げ、撤去した石をまた積み上げたというから、ご苦労なこと。阿伝の人はこの街並みを大切に保存しているということだ。
ただ、この阿伝の集落も空き家や、石垣はあるけど家は取り壊されてもうないといった感じのものが多くなっている。世帯数も40軒ほどしかなく、人口も100人を割ってしまった。景観は美しいけれど、シーンとした街並みが、少し寂しかった。


岩倉市郎の家。岩倉市郎は阿伝の著名人。明治〜昭和の時代の民俗学・説話研究者。39歳の若さで亡くなった。

草がたくさん生えている道こそ、昔からあった道らしい。

島の有力者の屋敷跡は、石垣だけが残っている。屋敷の広さは、お城がたっていたかのように広くて、大きな石垣に囲まれていた。



 <阿伝の集落のデータ>

 ■種別: 家並みが美しい集落。
 ■見学: 自由見学
 ■住所: 喜界町阿伝
 ■トイレ: 道路をはさんで海の
       前に公園があってトイレ
       がある。






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