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震洋・島尾敏夫文学の碑(文学森公園)

加計呂麻島の島の散歩


島尾敏夫文学の碑。碑は少し現代風。少しハイカラだ。

戦争と文学の世界『震洋・島尾敏夫文学の碑』

文学の森公園には震洋・島尾敏夫文学の碑がある。
加計呂麻島は太平洋戦争当時、軍の秘密基地などに利用された。北部の薩川湾は戦艦大和や武蔵が停泊した港として有名。
「文学の森公園」がある呑之浦(のみのうら)はかつて特攻水雷艇「震洋」の基地があったところだ。
島尾敏雄は第十八震洋特攻隊隊長であり、奄美諸島加計呂麻島に赴任していた。
島尾敏雄は震洋特攻隊の生き残りとして、その時の体験を純文学小説として書き上げた。
著書は多数。代表作は『死の棘』『出発は遂に訪れず』『震洋発進』等。数々の賞を受賞しているが、島尾敏雄の没後、『死の棘』は1990年に映画化、カンヌ映画祭でグランプリをとった。
(監督:小栗康平、主演:松坂慶子)
作家の『島尾ミホ』は妻、写真家の『島尾伸三』は息子、漫画家の『しまおまほ』は孫でになる。

島尾敏夫の碑に行く途中の道。
海岸の砂は赤茶けたすな。

文学の碑の側には、生前に島尾敏男と親交の深かった著名人の言葉が彫られている石碑がたっている。

小型艇。船首部分に250キロ爆弾を搭載して、敵艦に体当たりするために考案された。日本軍の実用化された秘密兵器の震洋艇(通称04艇)。



 <島尾敏夫文学の碑のデータ>
 
  住所: 瀬戸内町呑之浦
  見学: 自由見学
  駐車場: あり
  トイレ: あり




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