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   家族だけで住む島  
   

家族だけで住む島
現在多くの島が、無人している現状がある。人が減ると限界まで達して、本土に移住するなどしてやがては無人化する。けれど、移住せずにその島でなんらかのビジネスを見出し、長くの間、家族だけで島に住むという形をとっている島がある。わずかだけど、家族だけで住んでいる島。
家族だけで住むケースは、例えば1人だけで島に住んでいるケースや、今後も限界集落を超えて家族だけ残ってしまうケースもあると思われるが、以下のケースは、人々の老化に関係せず、当面家族だけで住むだろうと思われる島をピックアップした。


以下、2020年4月現在。


家族だけで住む島
 島名 場所 内容
 横山島
 三重県志摩市  家族だけでやっている石山荘のある島。民宿以外に民家はない。
島には、船の桟橋があり、真珠の筏などが浮かぶ。住民は石山荘の人のみ。
 されど、1990年には人口12人を数え、釣り堀などもあった。人口減少は否めない。
 島へは、賢島の桟橋から、宿泊者に限り石山荘の船が迎えに来てくれる。

 現在人口3人(2019年2月現在)

 水納島  沖縄県多良間村


 宮国さん一家が住む島。 かつては漁業で200人以上が住む島であったが、1961年、琉球政府による計画移住で、18世帯が宮古島に移って、人口は激減した。宮国さん一家の他に、牛100頭がおり、宮国さんたちは牛の放牧を主業としている。島には宮国さんたちが所有するコテージがあり、観光客は1組だけコテージに宿泊することができる。また多良間島からの送迎についても宮国さんたちに頼まなければならない。(有料)。またコテージはあるものの、食材はないため、あらかじめ多良間のスーパーで食材を買って島に渡らなければならない。

 現在人口5人(2016年1月現在)

 由布島
 沖縄県竹富町  太平洋戦争後、竹富島や黒島から移住して集落ができた。果樹やサトウキビの栽培をしていた。1964年には人口111人をも数えたといい、由布島には小学校もあった。しかし、1969年の台風で島は壊滅的な被害を受け、人々は対岸西表島に美原集落を設けた。由布島は1980年には、人口6人までに減ったという。
そんな由布島を復活させるため、島に残った西表正治おじぃや家族がたくさんのヤシの木や植物を植え続け、1981年には島全体を『亜熱帯植物楽園 由布島』として開き。年々増設され、現在は年間20万人(2017年度累計)多くの観光客が訪れる島になった。島は家族だけではないが、西表正治の子孫と、従業員だけがいる。

 現在人口16人(2019年1月現在)

※島はいつ無人になるかはわからないし、人口については常に変化する。
※その他、長崎県前ノ島(家族だけだったが現在不在)、長崎県五島市福江沖の黒島(1人)、鹿児島県新島(夫婦)、沖縄県渡嘉敷村前島(1人)などがある。(2020年4月現在)




 

      
             
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