島の散歩


儀志布島

沖縄県 渡嘉敷村にある
儀志布島
(ぎしっぷじま)。

面積0.49平方キロメートル、標高113メートル
無人島。
渡嘉敷島の北約200メートル沖合に浮かぶ。
渡嘉敷村の島ではあるが、座間味に行く船の航路に近い場所にあり、
フェリーざまみからよく見ることができる。
儀志布島の更に北には、地自津留島、外自津留島があり、
3つの島が北から南に並んでいる。
儀志布島は南北に長い山がちな島。
海は渡嘉敷から続く珊瑚礁に覆われているという。
儀志布島のウチルシという洞窟には昔話が伝わり、按司が祀られているという。
按司とは、沖縄でいう王様・殿様のようなもの。
その昔、按司は、戦況を見つめ渡嘉敷島に避難していた。
戦いには勝った。しかし、戦っていた味方の船は、
誤って負けた時の旗をあげてしまった。
それを見た渡嘉敷にいた按司と家来たちは自分たちが負けたと勘違いしてしまい、
儀志布島で自害してしまった。
その後、戦っていた按司の家来がやってきて遭われ悲しみ、
儀志布島のウチルシという洞窟に按司を祀ったのだという。




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