島の散歩


臥蛇島

鹿児島県 十島村にある
臥蛇島
(がじゃしま)。

面積4.07平方キロメートル、周囲9キロメートル、標高497メートル
無人島。
中之島の西約30キロメートル沖合に浮かぶ。
手前(東側)約7キロメートル沖合には小臥蛇島がある。
形が蛇が臥せた形から、臥蛇島という名前がついたという。
平地の少ない地形、標高497の御岳を頂上とする、急こう配な火山島。
室町時代の記録もあり、平家の落人伝説も残る島だった。
かつてはカツオ漁で栄え、1940年頃には約130人も住んでいたというが、
過疎化が進み、大きな船もつく港もなく、
はしけ(小さな船)による大きな船への通船作業などの
作業が維持できなくなったことから、
1970年、16人が集団離島し、無人化したという。
近代化がもたらした日本の過疎問題として、全国で注目をあびた無人化だったという。
それから31年、2001年には、
旧住民30人あまりの集団里帰りが実現し、
慰霊祭が行われたという。




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