島の散歩


枇榔島

鹿児島県 志布志市にある
枇榔島
(びろうじま)。

面積0.178平方キロメートル、周囲4キロメートル、標高83メートル
無人島。
志布志港の南南東約4キロメートル沖合に浮かぶ。
鹿児島には枇榔島が二つあり、
区別して志布志枇榔島、佐多岬の枇榔島を、
佐多枇榔島と呼ぶことがある。
島内には、和銅年間に創建された、枇榔神社がある。
第二次世界大戦末期には、
アメリカ軍の南九州上陸に備え、
枇榔島は要塞と化し、
枇榔島には、10センチカノン砲が2門と歩兵隊が置かれたという。
当時の塹壕が今も残されているという。
一方、島内には、貴重な自然が残っている。
南側斜面に広がる枇榔の群落の他、
モクタチバナ、シラタマカズラ、クワズイモなど
亜熱帯性植物が約200種類生い茂った自然が残っている。
植物群落は、
『枇榔島亜熱帯性植物群落』として、国の特別記念物に指定されている。




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