島の散歩


宇治向島

鹿児島県 南さつま市にある
宇治向島
(うじむかえしま)。

面積1.69平方キロメートル、周囲10キロメートル、標高319メートル
無人島。
宇治群島に属する島。
宇治群島は枕崎市の約80キロメートル。
主島は宇治島と宇治向島で、鮫島、雀島、チヨジ瀬などの小島からなる。
外観は荘厳で、いずれも海食崖で囲まれる。
近世より漁業基地として利用され、宇治島にはカツオ半加工基地もあったという。
カツオの大産地で、一時は多角的漁法を組み合わせたともいわれる。
サンゴ採集も行われた。
しかし、時代の波により、漁船の動力の大型化などから基地として適さなくなったという。
宇治向島の清内岳、波多江岬は、
1953年の鹿児島大学調査団の名前がつけられているという。
現在は、釣り人たちの瀬渡しの場として、
またダイビングなどで人気の場所となっている。
2002年、島外から持ち込まれたとされるヤギの繁殖が確認されており、
生態系への影響が懸念されている。




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