鹿児島県 宇検村にある
枝手久島
(えだてくじま)。
面積5.81平方キロメートル、標高322メートル
無人島。
奄美大島西部、焼内湾の沖合に浮かぶ。
大きな無人島で、奄美地方で一番面積の大きい無人島になる。
与路島の半分程度の大きさだ。
地元では『イザトゥバナレ』とも呼ばれる。
焼内湾での台風などで風よけの役割にもなっており、
『神宿る島』として、信仰の対象にもなっていたし、
昔は風葬の島であったという。ハブの発祥地とも言われている。
大正から昭和にかけて、以前は人が住んでいたともいう。
1970年代に石油備蓄基地として構想があったが、住民の強い反対があり頓挫した。
きれいなビーチが残り、現在は海水浴のオプショナルツアーなどで利用されている。
枝手久島にはケンムン伝説が残る。
ケンムンとは人間に近い奇妙な生物で、
沖縄から駆け落ちした若い夫婦が枝手久島に流れ着き、夜になるとケンムンが現れたという。
しかし、ケンムンは2人に危害を与えることはなく、共存していたという。
2010年11月23日のテレビ放映『無人島 0円生活』では、
この枝手久島が使われたらしい。
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