宮崎県 日南市にある
虚空蔵島
(こくぞうじま)。
面積0.04平方キロメートル、周囲約1キロメートル、標高49メートル
(面積は面積計算ソフトで算出したおおよそ)
無人島。
日南市南部、南郷町の目井津港のすぐ沖合にあり、
埋め立てなどにより道路で繋がった陸繋島。
以前は離島であったが、
干潮時にのみ陸続きとなり人が渡れた島だったと言われている。 温暖で雨の多い気象条件で、モタチバナなど百三十余種の植物がある。
中でもフカノキは虚空蔵島が北限だという。
虚空蔵島の亜熱帯植物群は
昭和26年、国指定天然記念物に指定された。
虚空蔵島は、1626年、
飫肥城主の伊藤氏の慈母の慶因が命じ、
この島に御堂をたて、虚空蔵菩薩を奉った。
その後、村民たちはこの島をいつしか、虚空蔵島と呼ぶようになったという。
他の神も迎えて、信者たちは虚空蔵島全体を霊域としてあがめたという。
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