大分県 臼杵市にある
黒島
(くろしま)。
面積0.2平方キロメートル、周囲3.0キロメートル、標高27.4メートル
無人島。
佐志生漁港の東約200メートル沖合に浮かぶ。
日豊海岸国定公園に指定されている。
海水浴場、キャンプ場があり、夏はとても賑やかになる島。 また、黒島は大林宣彦監督の『なごり雪』のロケ地にもなった。
1600年、ウィリアム・アダムズ(三浦按針:みうらあんじん)や、
ヤン・ヨーステンが乗っていたオランダ船リーフデ号が
2人は初めて日本にきたオランダ人。
漂着したのが黒島だといわれている。
三浦按針は、のちに家康の外交顧問として活躍している。
一方ヤン・ヨーステンは、東京の八重洲の名前の由来になった人だ。
島内には、記念公園、銅像や資料館がある。
二人とも、祖国に帰ることを望んだが、帰郷できず、
ヤン・ヨーステンはインドシナで座礁して溺死、
三浦按針は、家康の死後は冷遇され、平戸で憂鬱なまま死んでいった。
それから400年後の2000年、日蘭両国の皇太子が臼杵を訪れ、
オランダのヴィレム・アレクサンダー皇太子は、
黒島に渡ってヤン・ヨーステン像に献花したという。
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