大分県 津久見市にある
保戸島
(ほとじま)。
面積0.86平方キロメートル、周囲6.4キロメートル、標高178.6メートル
人口700人(2015年10月現在)。
四浦半島の北東端 間元地区から北東約400メートル沖合に浮かぶ。
保戸島は、間にある中ノ島とは陸続きであり、
間元と中ノ島は約100メートルほどしか離れていないので、
非常に陸に近い場所にある。
島は日豊海岸国定公園に指定される。
明治23年頃からはじめられた遠洋マグロ漁業をはじめており、
今では、マグロの遠洋漁業の基地として知られている。
殆ど平地がなく、集落は右側の斜面に集中している。
平地がないためか、斜面に3〜4階建ての白壁の鉄筋コンクリートの建物が、
ところ狭しと並んでおり、あたかも地中海のナポリのような港町を彷彿させる。
集落の中には細い迷路の路地があり、
郵便局や商店もあり、奥深い面白さを感じる。
保戸島の集落は、『未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選』に選定されている。
柳田國男は大正9年(1920年)に保戸島を訪れており、
島の様子を、『海南小記』(1925年)に残している。
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