大分県 佐伯市にある
屋形島
(やかたじま)。
面積1.2平方キロメートル、周囲3.0キロメートル、標高198.7メートル
人口19人(2010年10月現在)。
蒲江漁港から南約3キロメートル沖合に浮かぶ。
島の名は、かつて唐の船が来航したときに、
仮屋が建てられたことにちなんでいるという。
島の開拓は1692年に始まり、のちに佐伯藩の牧場が開かれ、
人の移住は、1743年に深島から4戸が移住からはじまったという。
真珠母貝、ヒオウギ貝の養殖が昭和38年頃からはじまり、
近年はトコブシ漁などの潜水漁も営まれるようになっている。
南方約7キロメートルにある深島との間に、
海底サンゴの群落があるといい、
島の東海岸が海中公園に指定されるなど、
ダイビングスポットになっている。
屋形島の特産品は緋扇貝で、
赤、紫、黄色、橙色といった鮮やかで、ホタテの形をした殻の貝で、
食べたあとも工芸品や装飾品に利用できるという。
屋形島を守る神は龍神様。
毎年10月の最初の巳の日には、厳島神社で屋形島 伊勢神楽が奉納される。
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