島の散歩


ヘボ島

長崎県 新上五島町にある
ヘボ島
(へぼしま)。

面積0.03平方キロメートル、標高71.1メートル
(面積は面積計算ソフトで算出したおおよそ)
無人島。
若松島の最南端白崎より、南西約3キロメートル沖合に浮かぶ。
外観は岩の露呈した岩山。

ヘボ島には昔話がある。ヘボとは仙人とのこと。
その昔、暇を持て余していたヘボな仙人は、
鼠との約束で、岩山の上にいた大山猫を切ろうとした。
しかし、体の鈍っていた仙人は、
大山猫を切り損ね、岩山を切ってその破片の岩が海に飛んでいった。
その岩がヘボ島(仙人の島)になったという。
仙人は、暇で全く修行していなかったことを反省し、
それ以降、ヘボ島に住み着いて修行を積んだのだという。
仙人は修行のかたわら遭難しかけて船を助けていった。
今でもヘボ島の陰に入ると、不思議と風は止み、
助かると言い伝えられている。




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