島の散歩


黒島

長崎県 佐世保市にある
黒島
(くろしま)。

面積4.62平方キロメートル、周囲12.5キロメートル、標高134.3メートル
人口538人(2010年10月現在)。
相浦港の約13キロメートル沖合に浮かぶ。
定期船は、途中にある高島を経由するフェリーが、
日に3〜4本出ており、季節によって違う。
九十九島のひとつになっており、九十九島では最大の面積を誇る。
鎌倉時代には、平戸松浦氏の祖である峯五郎披の所領になっていたという。
中世は松浦氏の所領で、海賊討伐の褒美として家来の西氏の所領になった。
江戸時代には、平戸藩の領地となり、馬の放牧地に利用された。
1803年には牧場が廃止され、
江戸幕府の弾圧から逃れたキリシタン達が移住し始めたのだという。
黒島の人たちは隠れキリシタンであったが、
1865年に、黒島の代表者が、長崎の大浦天主堂を訪ねて、
カトリック教徒に復帰したのだという。
1902年には、現在の黒島天主堂が建てられた。
今でも、島民の約7割がカトリック信者だという。
黒島天主堂は、2018年、世界遺産のひとつになっている。




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