長崎県　佐世保市にある
前島
（まえじま）。

面積0.3平方キロメートル、周囲3.8キロメートル、標高52メートル
人口68人（2010年10月現在）。
北九十九島を構成する島の中のひとつ。
九州本土にある小佐々町矢岳と約10メートルほどの水路をはさんで北にあり、
ごく短い橋で架橋されていて、徒歩や車などで島に渡れる。
西側には、鼕泊島と架橋されている。
どちらの橋が普通の道路のようなので、ここが島だとは気付きにくい。
島の南側に小さな集落がある。
前島周辺の海はイワシなどの好漁場で、
前島町の属する旧小佐々町は、いりこ生産量日本一であった。
現在は、サバなどの養殖がおこなわれている。
太平洋戦争の昭和20年の初め、
島は矢岳特攻基地に選定された。
基地の設営が急がれたが、8月には終戦したため、
基地は一度も交戦することなく、終戦を迎えたという。
蛟龍の魚雷調整室跡など当時の遺構を見ることができるという。