長崎県　佐世保市にある
丈ヶ島
（じょうがしま）。

面積0.02平方キロメートル、周囲1.0キロメートル、標高20.3メートル
無人島。
九十九島を構成する島のひとつで、
九十九島の中でも南側の、南九十九島の中にある。
船越町の西約2キロメートル沖合に浮かぶ。
別名は『高岩』、『立岩』。
外観は荒々しい奇岩に覆われている。
丈ヶ島には昔話がある。
その昔、九十九島の村々にいる若い娘が
次々と姿を消す事件がおきた。
人々が調べたところ、丈ヶ島に棲みついた竜のせいだとわかった。
人々は、さっそく源為朝の再来と名高い弓の名人をつかわし、竜討伐を行った。
名人は弓で竜をしとめた。
竜はすごい叫び声をあげて天に舞い上がろうとしたが
力つき立ち往生し、石になったのだという。
人々はそれ以来、丈ヶ島を竜石（立岩）と呼ぶようになったという。