島の散歩


宇久島

長崎県 佐世保市にある
宇久島
(うくじま)。

面積24.9平方キロメートル、周囲37.7キロメートル、標高163.7メートル
人口2,575人(2010年10月現在)。
平戸の南部大崎鼻の西約25キロメートル沖合に浮かぶ。
五島列島の北端あたりになる。
城ヶ岳を中心とした丘陵地が多い火山島。
島内には旧石器時代〜弥生時代の遺跡が発見されている。
古代には『有救島』とも記され、中国や朝鮮半島の海上交通の中継地となった。
宇久島には遣唐使団も寄港している。
1187年、壇ノ浦の合戦後、清盛の弟である平家盛が、
この地に落ち、居城を構え宇久氏の祖となったという。
福江島に本拠地を移すまで、7代200年にわたり、
五島一円を統治したという。
江戸時代は、西海捕鯨の一大拠点として、
近代は南氷洋捕鯨に多くの人を送り出した。
また、この島から800人といわれる海岸移民団を出したことでもしられる。
現在は、放牧と漁業がさかんな島。




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