島の散歩


高島

長崎県 佐世保市にある
高島
(たかしま)。

面積0.1平方キロメートル、標高129メートル
(面積は面積計算ソフトで算出したおおよそ)
無人島。
東浜町の東約600メートル沖合に浮かぶ。
海中から切りだった急斜面は、きれいな山の形をしており、
別名『すりばち山』と呼ばれた。
西側の急斜面には『魚見岩』という安山岩の巨石が突き出して、
独特の景観を作っている。
また、北側には、
漁師さんが利用してきた真水の出る水穴がある。
高さ2メートルほどの入り口から、左下に向かって彫りくぼめられた穴には、
水が溜まっている。
この水穴は戦国時代、金脈を求めて金採掘が盛んだったころに、
日宇に本拠をおく豪族が、金採掘のために掘られた穴だといわれる。
高島は金が取れたのかもしれない。
高島は昭和25年頃までは日宇代官を務めた大久保家の所有だったが、
島の周辺で手広く真珠養殖をしていた、高島末五郎氏の要望で、
大久保壮雄氏から譲渡された。
しかし現在は大阪の建設会社の所有になっているという。




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