長崎県 西海市にある
江島
(えのしま)。
面積2.60平方キロメートル、周囲9.6キロメートル、標高122メートル
人口169人(2010年10月現在)。
五島との間の五島灘のちょうど中間に浮かぶ。
連絡するフェリーは、佐世保から五島に向かう登りと下りの1便しかなく
(2019年8月現在)、
東に浮かぶ平島とともに、どうしても1泊しないと行けない島。
南北朝時代に敗れた北条氏が、
この島に逃げ、再起をかけ鎌倉の『江ノ島』にちなんで
名づけたのだという。
古い地名には、鎌倉にちなんだ名前あり、確証は高いだろう。
島はおおむね平坦だが、遠見岳は高く(標高122メートル)、
かつて遠見所がおかれたという。
かつては、200年もの間、捕鯨で賑わったというが、
現在は漁業を中心に営んでいる。
毎年旧暦の8月15日、2日間にわたって『江島くんち』が盛大に行われる。
”くんち”とは九州北部で行われる秋祭りの呼称で、
この江島でも、太鼓や棒、行列や、踊りなど盛大に行なわれ、
古きよき伝統行事が続けられている。
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