島の散歩


藪路木島

長崎県 小値賀町にある
藪路木島
(やぶろぎしま)。

面積0.47平方キロメートル、標高62.9メートル
無人島。
小値賀島の南西約3キロメートル沖合に浮かぶ。
島内には縄文時代の遺跡が発見された、藪路木遺跡がある。
藪路木島は流人の島だったとも、
大島から人が移住してきた島だったともいわれる。
天保のころ、倉島や美良島を役人が没収するという通達を出したが、
藪路木島の中山四右衛門が代官所に訴え、
倉島や美良島を藪路木島の人たちから守ったという話がある。
中山四右衛門の碑が今は無人島の、
藪路木島にあるという。

藪路木島は、オゴノリの産地として、栄えた。
小値賀島の問屋がオゴ座を作って、オゴノリの商売を独占していたという。
昭和30年には160人、昭和35年には173人、昭和40年には124人を数えたが、
昭和45年には47人に減少、昭和47年に無人化した。




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