島の散歩


宇々島

長崎県 小値賀町にある
宇々島
(ううじま)。

面積0.09平方キロメートル、標高54メートル
(面積は面積計算ソフトで算出したおおよそ)
無人島。
小値賀島の南西約2キロメートル沖合に浮かぶ。
現在無人であるが、
江戸時代、享保の飢饉(1731〜1733年)のころから、
小値賀の大島で生活できない人が、宇々島に移り住むようになったという。
大島住民の中でももっとも貧困な2家族をこの島に移住させ、
2〜3年賦役を免じて立ち直らせる自力更生の制度があり、
いわゆる生活の更生をはからせる”困窮島”となった。
その後、2,3年で生活が立ち直り、人々は大島に帰って行く。
この制度は、時代により形を変えながらも続けられ、
昭和に入ってからも、
昭和30年には3人、昭和35年には4人の人口を数えたが、
昭和39年には無人化した。





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