島の散歩


小値賀島

長崎県 小値賀町にある
小値賀島
(おぢかじま)。

面積12.16平方キロメートル、周囲57.3キロメートル、標高111.3メートル
人口2,438人(2010年10月現在)。
上五島の中通島の北約12キロ沖合に浮かぶ。
大小17からなる小値賀諸島の中で、
地理的にも、経済的にも中心の島で、
他の小値賀諸島の島にはない賑やかさがある。
火山島で、大小20ほどの臼状火山で、
もともと2つの島だったものが、干拓で建武元年(1334年)に一つの島になった。
古代、五島列島は、値訶島(ちかのしま)といわれ、
小近(上五島)、大近(下五島)と区分されており、
小値賀島は、小近の名前を継承している。
古事記にある両児島(ふたごのしま)は、小値賀島ではないかという説もある。
遣唐使の寄港地だった歴史もあり、
江戸時代寛永年間(1624-44年)には捕鯨で栄えた。
江戸時代は五島列島の中では平戸藩であり、
五島地方とは異なる習俗を残しているという。
明治以降は上五島一帯の商業の中心地として栄えた。
現在の産業は、漁業と農業で、農業は畑作の他、
和牛の放牧がおこなわれている。




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