島の散歩


大角力

長崎県 長崎市にある
大角力
(おおずもう)。

面積0.005平方キロメートル、高さ90メートル。
(面積は面積計算ソフトで算出したおおよそ)
無人島。
長崎市北部、神浦港の南約6キロメートル沖合に浮かぶ。
海蝕壁が激しく、特徴のある海食洞もある立岩。
母子島、小角力と群形をなしており、
荘厳な景観をなしている。
大角力は別名『ほんげぇ島』ともいわれ、
小角力と合わせ『兄弟島』ともいわれる。
大角力、小角力には昔話がある。
昔、漁師の父親がみかんを持ち帰って、兄弟二人に一つずつみかんを与えた。
兄弟は、どちらが大きいかと、ケンカになったので、
父は怒って、兄は腹を切って、弟は肩を切って二人を縛り、
海に放り投げたという。
その後、兄弟は岩になり、兄弟岩といわれるようになった。
兄のほうと言われる大角力の頂上には
みかんの木があるといわれている。
兄弟ケンカをする子供たちの教訓として、長く語り継がれている。




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