島の散歩


高島

長崎県 長崎市にある
高島
(たかしま)。
面積1.19平方キロメートル、周囲6.4キロメートル、標高111.5メートル
人口374人(2017年9月現在)。
上二子島・下二子島・飛島・小島と、もともと別々の島であったが、
今は埋め立てにより、高島とすべて陸続きになっている。
高島は炭鉱の島。
江戸時代に石炭が発見され、明治に入り、本格的に石炭の採掘が始まった。
トーマス・グラバーや、三菱の岩崎弥太郎などが貢献者になる。
採掘量は、隣の端島(軍艦島)より多く、
1965年ごろには従業員約3,000人、年間出炭量約127万tとなった。
しかし、エネルギー革命により、石炭の需要は激減、
高島炭鉱は、1986年に閉山された。
人口も激減し、隣の端島のように、島の存亡に危機に陥った。
そうして、島では、「石炭を魚にかえて島おこし」をスローガンに、
町おこしを島民一体となってはじめた。
釣り場・海水浴・温泉施設などを整備し、観光客も増え、活気づいてきた。
現在の島は、釣りや海水浴などの観光に力をいれ、
トマトの栽培などににも力を入れている。
端島(軍艦島)の炭鉱の歴史の世界遺産登録には、
この高島も含まれている。




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