島の散歩


軍艦島

長崎県 長崎市にある
軍艦島(端島)

(ぐんかんじま(はしま))。
面積0.063平方キロメートル、周囲1.2キロメートル
無人島。
軍艦島の島の正式名称は端島(はしま)で、
海上から見える軍艦に似た様相から軍艦島と呼ばれる。
軍艦島は、炭鉱で栄えた島。
1890年、軍艦島が三菱の手に渡ると、本格的に炭鉱の場所として、開発された。
採掘量は、隣の高島炭鉱を上回ったという。
人口は増え続け、1960年には人口が5,267人を数えた。
当時の人口密度は、世界一だったという。
狭い島により多くの人を住ますために、建物の高層化が迫られた。
日本で初めての鉄筋コンクリートのビル(7F建て、30号棟)のほか、
多くの10Fまでの建物が立ち並んだ。
学校や病院、警察署などだけでなく、商店、映画館、飲み屋さん、
パチンコ屋さんなどの娯楽施設もあり、賑やかであったという。
しかし、エネルギー革命により、石炭から石油にニーズが映り、石炭の需要は激減。
そうして、1975年、端島炭鉱は閉山し、軍艦島は無人化した。
その後、建物が風化していく中、
島は三菱から当時高島町に無償譲渡され(後に高島町が編入し、長崎市所有)た。
建物の老朽化、廃墟化により危険な場所が多く長らくは入島が禁止されていた。
しかし、2009年、一部の場所に限って、見学できるようになっている。
2015年、軍艦島は、日本の産業革命遺産として世界文化遺産に登録された。




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