島の散歩


神集島

佐賀県 唐津市にある
神集島
(かしわじま)。

面積1.41平方キロメートル、周囲6.5キロメートル、標高82.5メートル
人口321人(2015年10月現在)。
唐津市北部の湊漁港より連絡船に乗っていく。
島の外形は、平地が多いというわけでもなく、
平らな台地状の独特な形をしている。
近くの高島、ぽっこりと高い山が突き出てる高島とは、対象的な地形をしている。
神集の名は、神功皇后が海上祈願のために、
神々を集めて祈願したことに由来するといわれている。
神功皇后とは、古事記の時代の人だ。
神集島は、昔から、中国や朝鮮と行き来するときの重要な航路上にあった。
最後の泊地が神集島であったという。
736年、新羅へ旅立った遣新羅使一行が、神集島で詠んだ7首の歌が、
現在、島内に、石碑に刻まれ、設置されている。
現在の神集島は、半農半漁の島。
過疎化の問題は悩ましい問題でもあるが、
静かな時間が流れている島でもある。




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