島の散歩


加唐島

佐賀県 唐津市にある
加唐島
(かからしま)。

面積2.84平方キロメートル、周囲16キロメートル、標高131メートル
人口131人(2015年10月現在)。
呼子から出る連絡船に乗っていく島のひとつ。
加唐島は伝説があり、
古代朝鮮三国時代の百済王である『武寧王』の誕生の地という伝説がある。
百済が日本に派遣した使者団の中に、
武寧王の母がいて、立ち寄った加唐島で、武寧王を生んだとされ、
日本書紀に記されている。
また、加唐島にはもうひとつ伝説があり、
神宮皇后(2世紀後半)が懐妊していたとき、加唐島で着帯の式をあげたという。
加唐島の西岸には『オヤビ浦』という地名があり、
”帯祝い”が訛ったものとされている。

加唐島には自生したヤブツバキが多く、椿油を原料とした加工品も作られている。
日本書紀にも『椿の島』と記される。
人口の激減が目立つ島のひとつであるが、近年、島に住む猫が話題になり、
猫の島として、訪れる人も多くなっている。




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