島の散歩


沖の島

高知県 宿毛市にある
沖の島
(おきのしま)。
面積9.99平方キロメートル、周囲20.0キロメートル、標高404メートル
人口168人(2017年4月現在)。
大月半島の西沖合に浮かぶ島だが、
宿毛市に属しており、宿毛の片島港から連絡船に乗っていく。
古称は、『妹兄島』、『妹背島』、
別名は『沖ノ島(おきのしま)』『土佐沖の島(とさおきのしま)』
『妹背島』と呼ばれる。
ちなみに島内の一番高い山は、妹背山という名前の山になる。
島に集落が形成されたのは、妹背島伝説のある平安時代とも、
三浦氏開拓伝説のある鎌倉時代ともいわれる。
土佐藩と宇和島藩の領土争いに巻き込まれたときもあった。
島内の集落は、母島と弘瀬という2台集落と、小さな集落が点在する。
島には水が豊富で、周辺の海域は魚影が濃く、
最盛期は4000人の人が暮らしていたといわれ、
斜面の隅々まで家が立ち並び、山の頂上まで段々畑が耕され、
緑がない禿の島のようになっていたこともあったという。
現在は人口も減り、古い石垣や、石段ののこる、静かな集落が残っている。
有名人としては、あの『横山やすし』の生まれた島でもある。




次へ
島の選択へ戻る