島の散歩


由利島
愛媛県 松山市にある
由利島
(ゆりしま)。
面積0.45平方キロメートル、標高194メートル
無人島。
松山空港の西約12キロメートル沖合に浮かび、
松山と山口県の周防大島の中間地点の伊予灘に浮かぶ孤島。
大小2つの島が砂洲で繋がった形をしている。
大きい島を大由利、小さいほうを小由利という。
弥生時代の遺跡が発見され、この頃から人が住んでいたといわれる。
古代には周防国、安芸国、九州との中継地となっていた。
平安・鎌倉時代の土器も発見されている。
かつては由利島千軒と言われるほど、人が住んでいたが
13世紀、弘安年間に地震により水没したという。
海底に沈んだ井戸跡などが発見されている。
近世は二神島から貧困で生計がたてられなくなった人がくる『困窮島』であった。
昭和の初期は、周りはイワシの好漁場であり、
夏には二神島から漁民が数百人が移住してきたという。
太平洋戦争時には由利に監視台が置かれた。
その後不漁になり、人口も減り、戦後1960年には6名を数え、1965年、無人化した。
無人化した後も、電話ボックスと赤電話は置かれていた。
出作や漁民などの連絡要であった。
しかし、1993年、海底ケーブルの切断になり不通となって、電話機も撤去された。
今は、漁港後・井戸跡などが残っている。
近年はテレビ『すすめ電波少年』、『鉄腕DASH』で、
無人島体験の島として由利島が使われている。




次へ
島の選択へ戻る