島の散歩


黄金碆

愛媛県 伊方町にある
黄金碆
(おうごんばえ)。

低潮高地、無人島。
四国最西端、佐田岬の先端から南西約700メートル沖合にあり、
豊予海峡にある。
満潮になると沈んでしまう岩礁で、低潮高地。
豊予海峡は、速吸瀬戸と呼ばれるほど潮の流れが速く、
黄金碆は海の難所になっている。
民話では、権現様が速吸瀬戸の悪神たちを封じ込め、
黄金色に輝く目印をつけた。
しかし、近海の海賊たちがこれを本当の黄金と思いはぎ取ったのだという。
以来、黄金碆は光らなくなり、多くの船が岩礁にぶつかって座礁するようになったという。

1950年9月には灯柱が黄金碆に立てられたが、
保守作業が大変危険なものであったため、
現在は、佐田岬灯台の横に、
佐田岬黄金碆照射灯が併設され、
黄金碆が照らされている。




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