香川県　多度津町にある
二面島
（ふたおもてじま）。

面積0.88平方キロメートル、標高23.1メートル
無人島。
粟島の北約2キロメートルの沖合にある。
名前の通り、二つの島が連なったような、ふた山ある外観をしている。
二面島には昭和13年に初点灯した
二面島灯台があり、
讃岐瀬戸南航路へ向かう船の目標の灯台になっている。
周囲は潮流が速く海面すれすれに岩礁の大きいのがあり、
危険海域のため、灯台が設置されたという。
粟島では二面島を、『そば替え島』とも呼んでいた。
その昔、二面島周辺では、たびたび船が難破し、
そのたびに粟島の人が救助に出向いて大変困っていた。
あるとき粟島の利口な役人が、高見島の人に二面島をあげたおころ、
高見島の人がお礼に蕎麦を一升あげたことから、
『そば替え島』と呼ぶようになったのだという。