島の散歩


荒神島

香川県 直島町にある
荒神島
(こうじんしま)。

面積0.65平方キロメートル、周囲3.8キロメートル、標高89.7メートル
無人島。
直島の西沖合、宮ノ浦地区沖合に浮かぶ。
荒神島の名は、平安時代、保元の乱に敗れて
配流された崇徳上皇につとめた、
京都の女の安産を思い、
胞衣荒神を祀ったことにちなんでいるという。
荒神島には、外洋からとも思われる海人族の祭祀遺跡も発見されている。

昭和9年には直島と直島周辺は国立公園に指定されたほど
美しい場所であるが、、
荒神島は、外観は木々もまばらな禿山の様相。
大正時代からある三菱マテリアルの銅の精錬所の煙害によるもので、
直島の三菱マテリアルのある工場近辺と、
対岸の荒神島は煙害により木々は枯れていったという。
三菱マテリアルは今もなお植樹につとめているが、
風化した土壌は活性がなく、
なかなか木々が育たないのだという。




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